昨日の米国雇用統計後、ユーロドルが予想カウントの1波の安値を上回ってきたことにより、予想カウントが否定されてしまいました。
反転ポイントの不透明感がでてきましたが、現在の週足で上昇推進波が見当たらないことから、引き続きトライアングルからの5波動目が残っていると考えています。
本日は、トライアングルの反転ポイントを再考してみたいと思います。
(ドル円為替相場の展望は、明日の週間予想にアップ予定)
反転ポイントイメージ
本日までの状況
ユーロドルは、米国雇用統計後も辛うじて防衛していた1波の安値ラインを、本日の未明に上回ってきました(黒丸)。 当初は、1-3チャネルにタッチ、又は行き過ぎからの反転と予想していましたが、否定されてしまいました。 カウントの修正の必要があります。
全体の推進波は否定されてしまいましたが、3波動目は推進波であると思われます。
新しいトライアングルチャネルイメージ
5-3-5ジグザグの最後の推進波
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しかし、1波動目の安値を上抜いてきたことにより、最後の推進波はジグザグ修正のcの展開だったのではないでしょうか。
新しいトライアングルチャネル
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ユーロドル日足です。 黒丸が先程のジグザグの部分となります。
推進波の5波動構成ではなく、ジグザグの3波動構成となったことから考えて、Dの内部波動のYを展開していたのではないでしょうか。
そうすると当初予想していたDの終点が変わったことにより、トライアングルチャネルを新しく引き直す必要があります。
上の緑チャネルが新しいラインで、DはCのフィボナッチ比率0.618倍の大きさとなっています。次にこのチャネルラインを超えてきた時には、5波動目がスタートしているものと思われます。
反転ポイントとしては、直近の上昇が推進波であるとするならばジグザグの可能性が高く、現在のaの後には、b→cと続いてトライアングルの終点になりそうです。
トライアングルのE波動は、チャネルを超えてくることも、また届かないこともありますが、波形が進んでいくとある程度推定できるようになると思います。
5波動目1-1の推進波
この可能性は低いのではと考えていますが、直近の下降推進波が5波動目1-1のケースも考えられます。
このケースで考えるならば、現在の上昇は5波動目1-2のプルバックで、当初予想していたチャネルラインから反転して5-3を展開していくと思われます。
しかし、黒丸の一連の波形から考えると少し無理があるかもしれません。
数年前とは違い、最近は各通貨間の連動がとても強くなってきています(EAの普及により)。 たとえドル円をトレードする場合でも、ユーロドルやユーロ円などの動きには注意しておきたいと思います。
以上、今日の為替予想でした。