先週の週間為替予想で、幾つかの修正パターンを検討してみましたが、その中の複合修正波を現在展開しているのではないかと予想しています。
今のところ1時間足では下降推進波は見当たらず、大きな修正へと向かう可能性は低いのではないでしょうか。
ただ、今週はGDP速報値などの重要な経済指標の発表も控えており、サプライズでの大きな下降(サプライズでなければよい押し目)も考えられますので、リスク管理は万全にしておきたいと考えています。
今回の週間為替予想は、少し気が早いかもしれませんが、3波動目が本格的に動き出すポイントや、3波動目の展開をイメージしてみたいと思います。
また、ドル円為替相場も影響を受けるであろうユーロドルの下降推進波5波動目の状況も簡単に確認してみたいと思います。
ドル円為替相場の現在地
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上のチャートはドル円為替相場日足チャートです。8/18の99.60付近をトレンド転換ポイント(黒丸)と考えています。
トレンド転換後の展開は5波動(1波)→3波動(2波)と続いて、直近9/22からの上昇は5波動構成の衝撃波(3-1波)を展開しています。
現在は、3-2の修正局面に位置しているのではないでしょうか。
今のところ大きな修正は無いと予想していますが、リスク管理の面からテクニカルサポートを検討してみます。
まず、一目均衡表の雲がサポートとして機能していくものと思われます。 次にトレンド転換ポイント(黒丸)と2波の終点を結んだ緑ラインは強力なサポートラインになると考えられます。
以上のことから、現在保有しているロングポジションは、緑ラインを実線で下回った場合には決済する計画です。
次に直近の3-1波以降の波形を確認してみましょう。
複合修正波動を展開か
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その根拠としては、上昇衝撃波終了(5波)後の一発目の修正(w)がダブルジグザグの3波動構成であることです。 また、Yが推進波ではなく3波動構成で終わり、フラット修正の3-3-5が否定されことから考えても複合修正波の可能性が高いのではないでしょうか。
今後の展開として、WXYのダブルスリーで修正は終了、又はWXYXZのトリプルスリーまで展開して終了の2つのケースが考えられます。
トリプルスリーであれば、次の展開としてトライアングルなどの修正Zが続いて行くことになります(トライアングルであれば分かり易いのですが・・)。
このダブルスリーとトリプルスリーを見分けるには、緑丸の波形が5波動構成の推進波か、3波動構成の修正波かがポイントになると思われます。
緑丸の波形
クリックすると大きくなります上のチャートはドル円15分足です。 時間軸を落として、緑丸の波形を確認してみると、推進波(5)とジグザグ(3)のどちらか判断がつきませんでした。
推進波のカウント(赤)であれば、5波動目延長型の推進波で、フィボナッチ黄金比率からみても問題ありません。また、ジグザグとしてのカウント(青)も、a=bの大きさで問題ありません。
週明けに、現在進行中の下降がどこまで修正してくるのかを確認してからの判断がよさそうです。
ドル円3波動目のイメージ
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上のチャートはドル円為替相場日足です。 3-2波動目がどこまで修正してくるか不透明ではありますが、今後の展開をイメージしてみました。
まず、このカウントが正解であるならば、現在の上昇は衝撃波であるはずです。
衝撃波の見極めは、0-2チャネル(緑チャネル)の1波ラインを超えてくるかどうかがポイントになります(黄色)。
このラインを超えてこれないのであれば、WXYの複合修正、又はジグザグ修正の可能性が出てきます。 つまり、もう一段下(95円付近)を目指す展開も考えられるようになります(このような展開は予想していませんが)。
しかし、この0-2チャネルを超えてくれば、3波動目が本格に動き出すと思われます。
次の節目としては、1波動目の1.618倍ライン(青点線)です。 このラインは4/11の安値(下降1)と重なるラインになっており、このラインを超えてくれば、トレンド転換していることが決定的になるのではないかと考えています。
以上がドル円為替予想です。
最後にユーロドルの推進波5波動目の状況を簡単に確認してみたいと思います。
ユーロドルは5-1波動目が進行中?
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上のチャートはユーロドル為替相場日足です。 ユーロドルは、トライアングルの修正4波動目が終了して、5波動目の下降推進波がスタートしているものと思われます。
現在は、5波動目の内部波動の1波目(5-1)の推進波(3波動目)でしょうか。 通常、内部波動の1波動目(5-1)が終了した地点から、修正5-2波動目のプルバックがあります。
まだ5-1は進行中だと思われますが、どこかがエクステンションして、プルバック無しにそのまま下降していく展開も考えられそうです。
カウンターパンチを浴びないように慎重に戻り売りのタイミングを計りたいところです。
以上、週間為替予想でした。