【FX予想】ドル円はFR50がポイント! 


来週の為替予想 ドル円チャートポイント





英国のEU離脱問題が先週の為替相場のテーマのようでした。


国民投票の6月23日までは、円高傾向が強いのではとの意見が多いようです。

もし英国がEUを離脱すると、ポンド円は137円まで下落するとの見解もあるようです。

そこで、まずポンドがどこまで下落する余地があるのか予想してみたいと思います。

ドル円為替相場も影響を受けるであろうポンド円のエリオット波動的な現在地を見てみましょう。




エリオット波動、ポンド円為替相場の現在地

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上はポンド円為替相場週足チャートです。

現在のポンド円は、上昇推進波の1波動(又はA波動)に対する修正波動に位置してします。

この2波動(B波動)は、単純な波形のabc修正だと思われます。

3-3-5構成の拡大フラット修正で、最後の5-4波動目か、又は既に5波動が終了してトレンド転換した可能性もあります(5-4波動目ではないかと予想)。

通常、エリオット波動の推進波はチャネルライン沿いに進行していきます。

4波動目がチャネルにタッチ(緑丸)して、最後の5波動目に入っていると予想できるのではないでしょうか。

エリオット波動では、5波動の終点は1波動目からのチャネルライン(赤ライン)、又は3波動目からのチャネルライン(青ライン)付近でその多くが終点を迎えます。





ポンド円は145.38で反転してきていますが、このポイントは上昇推進波1波動(A波動)のフィボナッチ比率61.8で、しかも赤ライン付近での反転です。

また、エリオット波動で5波動目が終点を迎える場合、その多くでダイバージェンスが発生します。



上のポンド円為替相場のチャートを確認してもらうと、RSIのダイバージェンスが発生しています。

個人的には、現在5-4波動目で、最後の1波動の下降があり、フィボナッチ黄金比率の黄色のライン付近で終点を迎えるのではと予想していますが・・。

以上のことから、たとえ英国の国民投票でEU離脱が決まっても下は限定的で、青ラインを超えて下降してもヒゲを付けて戻ってくるのではないでしょうか。

逆にEU残留が決まった場合、いよいよ3波動目(又はC波動)が始まり、トレンド大転換のポイントとなりそうです。


このポンド円為替相場の今後動きは、ドル円為替相場に影響があるのでしょうか。





ドル円為替相場のトレンド転換ポイントは?

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上はドル円為替相場週足チャートです。

エリオット波動でドル円は、上昇推進A波動(又は1波動)に対する修正B波動(又は2波動)の終盤に位置しています。

上昇推進A波動に対するフィボナッチ比率38.2はすでに超えてきており、フィボナッチ比率50、又は61.8を目標に下降してきています。

どちらの可能性が高いのでしょうか。

普通に考えるとフィボナッチ比率61.8が高いのではと思いますが、エリオット波動的には、フィボナッチ比率50の100.80付近が一番可能性が高いのではないでしょうか。

今回の上昇推進A波動(又は1波動)にはある特徴があります。

それは、5波動目延長型の推進波であることです。

エリオット波動において、5波動目延長型の推進波に対する修正波の反転ポイントは、推進A波の5波動目の副次波の2波動目の安値付近が最も多く、100.80付近がそのポイントになります。

また、ダイバージェンスが発生してきており、終点が近いことを示唆しています。

ただ、フィボナッチ比率61.8の95.00付近の可能性も残っているのでしょうか・・。

では、どのような波形で目標に達するのでしょう。





ドル円為替相場、直近の波動分析

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上はドル円為替相場1時間足チャートです。

ひとつ上の大きな段階の波動を掴み切れていないので、いまひとつはっきりしないのですが、現在は3波動-4が終わったところではないかと予想しています。

3波動-1のフィボナッチ比率1.618倍を少し超えたところで3波動-3が終わり、3波動-5が始まっているのではないでしょうか。

ただ、前回のブログで書いたように、ユーロ円がチャネルにタッチして反転してきており、またポンド円も反転の兆しがあるため、下がりにくい状況にあります。

現在ドル円は1-3のチャネルラインを越えてきており、今までのような下降の勢いがなくなっているようにも見えます。

3波動-1の安値(赤いライン)を上抜けて一旦調整に入るのか、3波動-3の安値(青ライン)を下抜けて5波動の完成を目指すのか、または英国の国民投票までは、横這いの調整が続くのか、来週の前半は神経質な動きになりそうです。